
似た資格である、ICT支援員と教育情報化コーディネータの違いとは?何かについてまとめます。
以前の記事ではICT支援員とはどんな仕事なのか?必要な資格は?年収は?とICT支援員認定試験に合格するための勉強法を紹介しました。
今回はICT支援員と似た内容である教育情報化コーディネータとの違いとは?何かについてまとめてこうと思います。
ICT支援員と教育情報化コーディネータの違いとは?
ICT支援員とは
ICT支援員は学校現場などの教育現場において、ICT機器等の利用を支援する役割を持つ人のことです。
週数日、実際に学校などに通うパターンと配属された学校に常駐しながら支援を行うパターンがあります。
ICT支援員は
授業中、生徒や児童に対して行うタブレット等の操作支援
授業後の情報分析の手伝いや授業の改善等
などの業務があります。
教員サポート ・生徒への機器の操作指導
授業前の機器チェック ・使用アプリのアカウント管理 ・ICT活用提案
ICT機器の不具合発生時の対応 ・ネットワーク接続
トラブル発生時の対応
などが挙げられます。
どれも名前の通り支援が中心の業務ですね。
直接的に授業をおこなったりすることは教員免許を持っていない限り行えませんし、学校のシステムに介入することはあまりありません。
教えるということが好きな方・子どもと接するのが好きな人にとってはやりがいのある仕事ですね。
文部科学省も学校のICT化の流れの中で各学校にICT支援員を配置することを推奨しているので、今後更に需要が高まってくることが予想されます。
それでは、教育情報化コーディネータとの違いを見ていきましょう。
教育情報化コーディネータとは
公式HPでは「学校や高等教育機関など教育の情報化をコーディネートできる人材」と説明されていますね。
教育情報化コーディネータは
どのように組織をつくり、情報化を進めていけばよいのか
ICT支援員と比べ、誰かに直接使用法を教えるというよりも、ICT機器の整備に重きを置いていることが分かります。
ICT機器やソフトそのものが好きで、それを教育環境の改善に活かしたい人はICT支援員より教育情報化コーディネーターの方が向いているということですね。
就職の有利不利はある?
現時点でどちらの資格も就職に直接は影響しないでしょう。
今のところ、求人ではICT支援員、教育情報化コーディネータを必須の条件にしているところはほぼありません。
しかし、二つの資格をそれぞれ推奨している求人は多々あるので、持っていると多少は有利になるかもしれませんね。
加えて、資格手当で給与が上がる場合もあります。
現段階では競争はそこまで激しくないので、資格を持ってなくても関連した職に着くことはできそうですね。
まとめ
今回はICT支援員と教育情報化コーディネータとの違いをまとめました。
ICT支援員と教育情報化コーディネータ似ている内容の資格ではありますが、違いについて分かっていただけたでしょうか?
どちらも情報化によって教育に貢献するための資格でですが
より教育寄りなのがICT支援員、よりIT寄りなのが教育情報化コーディネータと行った認識で良いと思います。
まだまだ、情報化遅れている教育現場。
政府が進めようとしている「GIGAスクール構想」を始めとしたこれからの動向に注目です。
それでは!
関連記事↓
コメント