ずっとクレー射撃の話題ばかり書いていたので、今日はちょっとした小休符のつもりで「 読書は自分を作り上げる んやで」というテーマで幼い頃に熱中していた本について書いておこうかなと思います。
こういうの、おじさんになってから読み直してもエモくて良いかなと思ったので笑
幼少期には熱中した本
僕は小さい頃から本が好きだったんだけど、絵本はあまり読んでもらった記憶がありません。家にある絵本は単体の作品としては『グリとグラ』『100万回生きたねこ』くらい。
あとは『さるかに合戦』とか『カチカチ山』とか短いいくつかの話がまとまっている『日本昔ばなし」的なやつだけでした。
それでも『100万回生きたねこ」は結構読み込んだ気がします。
『100万回生きたねこ』
「100万回生きたねこ」皆さんご存知ですか?
大人が読んでも楽しめますよ、てか泣きます。
一匹のネコが主人公なんですが、とあることで死んでしまうんです。
すると生まれ変わってまた別の飼い主のもとで生きていく。
と思ったらまた死んでしまう。
王様に飼われているネコとして生きたり、泥棒の相棒として生きたり、何度も何度も生まれ変わって人生(ネコ生)を過ごすわけです。
でもそれを繰り返して100万回目に死んだとき、もう生まれ変わらなかった…。
なんでなんでしょうね?その理由が泣けます。
僕はこの絵本が結構好きでした。
最後のシーンも良いんですけど、今思うと色々な人生を何度も何度も過ごすネコのことが羨ましかったのかもしれません。
まだ人生これからだって言う歳のその頃の僕が思うのも変な話かもしれませんが笑
もしかしたら、自分の人生に重ねて「僕はどんな人生になるのかなー」と想像しながら読んでいたのかもしれませんね。
この本の影響かどうかは分かりませんが、僕は輪廻転生の考え方を結構普通に信じています
無宗派なんですけど、「人生死んだらまた生まれかわるんだろうなー、数年後かもしれないし、数百年後かもしれない。
人かもしれないし、人以外の生き物かもしれないけど」なんてことを物心のついた頃から思っていて未だに信じています。
だってその方が老いるのも楽しみになりそうじゃん笑
『100万回生きたねこ』の次
『100万回生きたねこ』は絵本でした。
この次に記憶に残っているのは『アルプスの少女ハイジ』『エジソン』です。
この2冊かなりの分厚さの本でびっしりと文字が書かれてはいましたが、読んでもらう分には関係がないので寝る前母親によく読んでもらいました。
ルビも振ってあったので、ひらがなが読めるようになってからは1人で何度も読むようになりました。
『アルプスの少女ハイジ』
『アルプスの少女ハイジ』は「クララが立った!」で有名なあのお話です。
自然あふれる山々、感情豊かなハイジに気難しいおじいさん、友達のペーターに都会育ちのクララ、どの登場人物もとても魅力的で好きでした。
『エジソン』
それと同時期に読むようになったのが発明家の代名詞ともいえる『エジソン』です。
こちらもかなり長編で、発明王エジソンの一生を描いたものです。
幼少期、エジソンは色々なことに興味を持つ子どもでしたが教師を困らせたり、同級生にいじめられたり。
そこで母親は「私が勉強を教えます!」と学校を辞めさせます。
そこからエジソンはすくすくと成長し、バイトをしたり電車の一室を借りて研究を行ったり。
しかし電車ではボヤ騒ぎを起こして追い出されてしまったりと波乱万象な人生を歩みます。
「発明王トーマス・エジソン」と言えば、一番有名なのは「電球」だと思います。
もちろん、電球発明までの話も書いてあるんですが、他にも電話発明の話など様々な話がでてきます。
裏表紙にはゴムボールやジョウロなど沢山のイラストが書かれていて、「エジソンはこんなものまで発明したんだー!」と何度も読み返したのを今でも覚えています。
この2冊は僕自身にかなり影響を与えたようで、小さい頃から自然が大好きでしたし、将来の夢は「発明家になりたい!」なんてよく言っていたようです笑
小・中・高校と理科が好きだったのも「エジソン」の影響でしょうね。
テストではいつも国語と理科が高得点でした。
数学ができれば研究者か理科の先生を目指していたかもしれません。
文学はなんのためにあるのか
前に「文学はなんのためにあるのか」という文章の一部を読んだことがあります。
そこで著者は「文学を読む効用は” 自分を作り上げる ”ものである」と主張していました。
つまり、 文学を読むのは 自分を作り上げる ためであると。
今思うと、幼少期に読んだ『100万回生きたねこ』『アルプスの少女ハイジ』『エジソン』
これらの作品が間違いなく今の自分の一部を作り上げてるなーと実感します。
「この1冊は 自分を作り上げる ものだ!」という本は中々見つかるものではないと思いますが、 読書は自分を作り上げる …
そう信じながら、これからも自分の一部になってくれる作品に出会っていけたらなと思います。
(思うままにタイピングしたので構成がお粗末だと思いますが、こういう記録は無理に校正しないほうが後々読み返したときに懐かしくなると思うのでこのままにしておきます笑)
それでは!
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