「 ジビエ解体・調理 の教科書」レビュー!解体・調理はこれ1冊!

独り言

これで学べば ジビエ解体・調理 の知識は一通りわかるんじゃないだろうか?


そんな一冊「ジビエ解体・調理の教科書」感想・レビュー について書いていきますよ!


皆さんこんにちは、【ハヤトピ!】管理人のハヤトです。
最近キーボードをテクニカルキーボードに買い替えまして、打感が良いので文字が打ちたいなーという思いからブログ更新です笑


今日の記事は、前回の記事で少し話していた「ジビエ解体・調理の教科書」について。
前回に引き続き本のタイトルに教科書が入っていますが、今回の本もとっても分かりやすかったので、紹介をさせていただこうと思います。

「 ジビエ解体・調理 の教科書」

牡鹿のシルエットとお肉屋さんとかでよく見かける部位別図解が目印です笑
それではさっそく内容について感想・レビューをしていきますね!

  • ぺーズ数174ページ
  • フルカラー
  • 本編は全3章で構成
  • 第1章 急増する野生動物被害の実態
  • 第2章 解体編
  • 第3章 調理編
  • 第4章 食肉活用のための取り組み

となっています。
タイトルの「ジビエ解体・調理の教科書」というだけあって、狩猟対象動物に対しての解体・調理についての情報がかなり沢山盛り込まれていました。
ジビエの解体調理に入る前の第1章の十数ページでは近年増加している野生動物による被害を折れ線グラフ等で紹介されています。


最近はニュースでも「クマが町まで下りてきた」だったり「猟友会と自治体の交渉決裂」だったりという話題を目にすることも多いです。
海外でも、コロナによる人間の外出自粛によって野生動物が街中を歩き回っている画像なども見ましたが、野生動物による被害というのは多くの人が考えているよりもかなり深刻です。


農業や林業に従事してくださっている人や個人で畑を持っていらっしゃる人なら、野生動物による被害をイメージしやすいとは思うのでしょうが、都市部を始めたとした自然から離れた生活をしている方にとってはイメージが難しいのではないでしょうか?
そういう、「確かに私たちの身の周りにあるけれど、気づきにくいリアル」について分かりやすく書かれているので、ジビエに直接興味がない方も勉強になる部分だと思いました。
ちなみに、後でも記述しますが私が気になっている「止め刺し」についてもこの章に記載がありました。

基本的には ジビエ解体・調理本

当たり前と言ってしまえば、そうなんですがタイトルが「ジビエ解体・調理の教科書」ですからね笑
内容の9割はジビエの解体・調理についての情報です。

第2章解体編

ここからは第2章解体編に対する感想・レビューです。


まず前提として解体編にはリアルな写真が使われているので、解体中の写真が苦手な方にはお勧めしません
そんな人は買わないと思いますが笑


そしてもう一つは、解体作業は全て専用の施設にて行われているので、動物は吊るされている状態での解説になります。
狩猟中、吊るさずにその場で解体される方もいると思いますが、この本では衛生面・効率面から最適な状態での解体になるので
「山の中で撮った獲物の背ロースだけを素早く解体する」というようなハウトゥー本ではないことも先に書いておきます。

さて、前置きが少し長くなってしまいましたが第2章で解体方法が書かれているのは
鴨、鹿、猪、穴熊の4種類
です。
ジビエと聞くと鹿・猪を思い浮かべる方も多いとは思いますが、イタチ科である穴熊も全国に生息する上に美味ということで紹介されていますね。
どのページもフルカラーである上に、使うナイフや器具の紹介が豊富でとても勉強になります。

第3章調理編

第3章は野生動物の調理についてです。
ジビエは家畜動物と比べて寄生虫や感染症のリスクがありますから、安全面からも適切な調理をしたいところですね。
それに関しては第3章の解体編では目と手で確認する方法が紹介されていますが、第3章では「加熱」という観点でも書かれています。


あとは各部位についての肉質や、どのような料理に向いているかなどの記載とともに十数種類のレシピが記載してあります。
見ているだけでお腹が空きます…笑¥

第4章食肉活用のための取り組み

第4章ではジビエを食肉としてどのように一般の人に広げていくかについて様々な団体の取り組みについて紹介されています。


ページ数としては僅かですが、このような取り組みがジビエ会の未来に繋がっていくと思うのでもっと盛り上がってくれれば良いなと思いますね。
それがハンターの高齢化に歯止めをかけることにも繋がると思うのですが、やはり銃砲所持・ジビエ・収入の様々な面でハードルが高いんだろうなーと感じています。

止め刺しについての記載

前の記事『銃猟の教科書』感想・レビュー これ一冊でほぼ完ぺきでも少し触れていたのですが「止め刺し」について分かりやすく書かれていたら良いなーと思ったのですが…


結論から言うと、止め刺しについてはあまり情報はありませんでした


第1章に止め刺しについてのページがあったのですが「腕頭動脈を切ること、ポイントは位置を覚えてためらわないこと。ベテラン猟師の下で覚えると良いでしょう」とのこと。
やはり、止め刺しは基本的には現場で学べということなんでしょうかね!笑
YouTubeには動画がありそうなのでそちらでチェックしてみようと思います笑

「 ジビエの解体・調理 の教科書」を読んで

今回は「ジビエ解体・調理の教科書」について感想・レビューを書いてみました。
少しでも気になった方はぜひチェックしてみてください。

これから狩猟デビューという方にもイメージトレーニングになると思いますし、すでに解体・調理をする方もまた違った発見があるかもしれませんよ!
ということで、今日の記事はこれくらいで終わろうと思います。


それではまた別の記事でお会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました