祝アニメ化決定!マンガ大賞2年連続入賞!
今1番アツいと言っても過言ではない漫画『ブルーピリオド』のあらすじと魅力について紹介していこうと思います。
私自身、今1番ハマっている漫画で現在9巻まで発売中。
私も先日9巻を購入しました笑
最近、好きなことに没頭できていない人、日常にワクワクできていない人におすすめです!
目指すは東京藝大合格! 「美術」制作を題材にした漫画「 ブルーピリオド 」
『ブルーピリオド』は美術を題材にした珍しい漫画です。
今まで絵なんて描いてこなかった主人公が1枚の絵をきっかけに東京芸大を目指すことに。
主人公が絵を描くことを通して努力、葛藤、そして成長していくスポ根漫画なのです!
美術系漫画は他に『蜂蜜とクローバー』や『左利きのエレン』などがありますが、その中でも特に「美術」にフォーカスしている漫画が『ブルーピリオド』なんです!
『 ブルーピリオド 』あらすじ
主人公は高校一年生の矢口八虎(やぐちやとら)
いわゆる不良で、仲間と徹夜で飲酒しながらサッカー中継で盛り上がったり。
そのかたわら、帰宅後は自習して定期考査の上位をキープしている秀才です。
家族や学校での人間関係も良好で、クラスの不良仲間ではないメンバーからも「不良だけど矢口くんは好きだな」と言われたりもしています。
いつの世も「誰にでも優しいギャル・ヤンキー」は人気…笑
実際は超絶レアな存在かもしれませんが笑
そんな、矢口ですが日々の生活に何となく虚無感を抱いています。
楽しいけれど…何だろうこの感じ…
進路希望調査が行われ、それなりの大学へ行き、安定した職に着く予定だった矢口。
そんなある日、美術室に置かれてあった美術部員の1枚の油絵が矢口の人生を大きく変えるきっかけになります。
絵に興味を持ち始める矢口、自分の表現が他者に伝わり涙する矢口
「美大って俺入れると思います…?」
俺の心臓は今動き出したみたいだ
作者は東京藝大出身、美術予備校や、藝大のリアルが描かれる
作者の山口つばさは東京藝大出身の漫画家
そのこともあり、美術に関する知識や美術予備校、藝大のキャンパスライフなどの描写にはかなりのリアル感と説得感があります。
特に登場人物それぞれが作品に対して葛藤するシーンや、予備校の様子などは経験者ならではの緻密な描写です。
私は自分の知らない世界のことについて知ることが大好きなので、美術予備校や、藝大のキャンパスライフについての解説はとても興味深いです。
登場人物が描く作中の絵は様々な人が実際に描いたもの
美術を題材にしている漫画なので、登場人物たちが作品を創り上げるシーンがかなり沢山でてきます。
凄いところは、その作品は作者の山口つばささんが描いている以外に、学生時代の仲間などが作品提供をしてくれているというところ。
なので、登場人物が仕上げる作品の作風が被ることがありません。
スケッチ・油絵・水彩画からフラスコ画まで
漫画の中なのに、作中の絵を通して実際に色々な人が完成させた「ザ・美術作品」が色々観れるところも『ブルーピリオド』の魅力の一つだと思います。
価値観と自分自身との戦いは孤独と葛藤の連続
『ブルーピリオド』には明確な敵がいないという話をしましたが、自分自身に向き合うことは目の前の敵を倒すこと以上に難しいことです。
しかも、自分と向き合いつつも評価される作品を作り上げなければいけないとなると尚更です。
葛藤、葛藤、成長。
登場人物それぞれが、越えるべき自分を見つけ、足掻きながら成長していく。
越えるべき自分自身と対峙した時、仲間の助けを借りることはできない中、自分一人で向き合わなければならない。
そんなメッセージが『ブルーピリオド』にはあると思います。
主人公たちを支える大人たちが素晴らしい
これも個人的おすすめポイントなのですが、主人公たちを支える大人たちが素晴らしい。
「藝大受験編」では矢口の所属する美術部顧問の先生や美術予備校の先生。
この二人の大人が矢口を含めた登場人物たちの成長をサポートしてくれるのですが、その時の言葉がけや行動一つ一つが大人として「師」として、とても良いキャラとして描かれています。
美術部顧問の佐伯先生は主人公が美術の世界に飛び込む際に背中を押した人物でもあり、知識が0だった矢口に基礎的な美術を教えた人物。
美術予備校講師の大葉先生は、本格的に絵を描き始めた矢口がぶつかる様々な困難に対して技術面・精神面の両方からサポートをしてくれる人物です。
大葉先生↓
ファンの間では大葉先生も人気キャラの一人なので、ぜひ主人公の周りの大人たちにも注目してほしいです。
(私も大葉先生大好き!笑)
なお、「大学編」でも教員は沢山出てきますが……。
こっちはどちらかというとクセの塊みたいな教員ばかりなので、いずれ別の機会に語ろうと思います笑
読んだらきっと、新しいこと・諦めていたことを始めたくなります
作中の大きなテーマは「美術」ですが、矢口を始めとした登場人物が自分の作品作りに向き合う姿は、挑戦しようとする全ての人の心に火をつけると思います。
「好きなことに没頭する」それは誰しもが一度は経験したことですが、大人になるにつれて少しずつその機会は失われがち。
『ブルーピリオド』は「好きなことに没頭すること」のワクワク感を思い出させてくれる作品だと私は思います。
『 ブルーピリオド 』は面白くないと感じる人もいると思う
ここまで熱く語ってきた『ブルーピリオド』ですが、万人に受ける作品かと言われるとそんなことはないと思います。
その理由の一つは、「ハラハラ、ドキドキ感」が薄いこと。
王道少年漫画は、「強大な敵にどのように打ち勝っていくか」この部分に焦点が当たることが殆どです。
しかし、『ブルーピリオド』には明確な倒すべき敵が存在しません。
一応受験合格という目標はありますが、倒すべき存在がいるとするならばそれは自分自身でしょう。
良い作品とは?評価される作品とは?自分が作りたい作品とは?
登場人物それぞれが自分自身と戦う作品が『ブルーピリオド』です。
敵という明確な存在、敵を倒すという明確なゴール、勧善懲悪な物語を好む人からすると『ブルーピリオド』は盛り上がりにかける作品として映るかもしれませんね。
『 ブルーピリオド 』アニメ化が楽しみ
ここまで熱く語ってきた『ブルーピリオド』ですが、既にアニメ化が決まっています!
『ブルーピリオド』のあの雰囲気を上手くアニメに落とし込んでくれるかはまだ不明ですが、大好きなキャラクターたちが実際に動き、話す姿を観ることができるのはとても楽しみです。
何よりあの世界観や、登場する作品を色付きで観られるのは楽しみ!
アニメ化された際のOPはYOASOBIの「群青」が良いな。
ブルボン×『ブルーピリオド』のコラボCMソングにも起用されているYOASOBIの「群青」は『ブルーピリオド』からインスパイアされて制作された曲。
歌詞に『ブルーピリオド』の世界観がダイレクトに表現されているので、原作を知っているとより楽しめる曲になっています。
なお、下の動画には漫画作中に出てくる作品が何点も出てきているのもファンからすると嬉しいポイントです。
個人的には『ブルーピリオド』OPにはこの「群青」しかないよなーなんて勝手に思っていますが、他のアニメのOP・EDの兼ね合いもあるのでどうなるんでしょうね?
漫画1話まるまる全部、今なら無料で読めます!
因みに、Twitterにて『ブルーピリオド』一巻の一話が今ならまるまる無料で読めるので張っておきますね。
こちらの一巻に収録されている一話目です↓
インテリヤンキーが絵をかく楽しさに目覚める話(1/15) pic.twitter.com/H6WZUTd4Hi
— ブルーピリオドアニメ化🎉山口つばさ (@28_3) June 28, 2019
Twitterだと見れない人向けに、別verも用意しました笑↓
最後に
今回は最近私がハマっている美術系漫画『ブルーピリオド』について紹介しました!
私は単行本派なので単行本10巻の発売が待ち遠しいです。
単行本を待ちきれない方は、現在「アフタヌーン」にて連載中なのでそちらをチェックしてみてください!
気が向けばそのうち『ブルーピリオド』のまとめ記事でも書こうと思います笑
ここまで読んでくださりありがとうございました!それでは!
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